男女共同参画社会の実現を目指し、内閣府と男女共同参画推進連携会議が共同で作成している広報パンフレット「ひとりひとりが幸せな社会のために 令和元年版データ」から女性活躍の現状に関連するものをピックアップしてご紹介します。
※①~③については「
数字で見る!女性活躍推進のリアル ~その1~」をご確認ください。
④40年で様変わり!共働き等世帯数の推移
昭和55年 |
男性雇用者と無業の妻からなる世帯 |
1,114万世帯 |
※「雇用者共働き」の1.8倍! |
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雇用者の共働き |
614万世帯 |
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↓ |
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平成9年 |
男性雇用者と無業の妻からなる世帯 |
921万世帯 |
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雇用者の共働き |
949万世帯 |
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↓ |
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平成30年 |
男性雇用者と無業の妻からなる世帯 |
606万世帯 |
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雇用者の共働き |
1,219万世帯 |
※「男性雇用者と無業の妻からなる世帯」の2倍! |
昭和55年は、「男性雇用者と無業の妻から成る世帯」は「共働き世帯数」の1.8倍でしたが、平成9年以降、「共働き世帯数」が「男性雇用者と無業の妻から成る世帯」を上回りました。平成30年には、「共働き世帯数」が「男性雇用者と無業の妻から成る世帯」の2倍となり、40年で世帯比率の逆転現象が起こっています。
⑤男女でギャップあり?男女の地位の平等観(平成28年9月調査)
「男性のほうが優遇されている」と考えている人は、社会全体で74.2%
男女別では、女性は79.2%
男性は68.2%
男女の地位の平等観について、平成7年の調査では、「男性のほうが優遇されている」と考えている人は社会全体で75.6%であったので、改善はみられるものの、大きな変化はまだ見られないようです。男女別にみると、男性よりも女性のほうが多くなっています。
⑥男女差が大きい非正規雇用比率と今後期待される女性の就業希望者
平成30年年齢計の非正規雇用比率 男性が22.2% 女性が56.1%
女性の非労働力人口のうち就業希望者 237万人
非正規雇用率は女性が男性の2倍以上となっています。女性のなかで就業を希望している方の就業が実現すれば、労働力率の上昇につながるといわれています。
また、女性の活躍推進企業データベースでは、全国の企業の女性活躍の状況に関する情報・行動計画が公表されています。
2020年1月17日時点で、
データ公表企業数は、
11,474社
行動計画公表企業数は、
14,277社
令和2年6月1日に施行される改正女性活躍法では、
一般事業主(民間事業主)の義務対象が、
常時労働者301人以上から101人以上に拡大され、
さらに、情報公表の強化が求められています。
女性活躍の取り組みを通じて、
すべての人の働き方が見直される良い機会になるといいなと思います。
詳しくご覧になりたい方は「
男女共同参画局ホームページ」をご確認ください。
プロジェクトメンバーM