ページタイトル

あなたはどちらの脳のタイプ?自分の脳タイプを診断してみよう!

リード文 黒川氏コラム解説ページ

あなたはどちらの脳のタイプ?自分の脳タイプを診断してみよう!


とっさの時に使う脳の回路には2種類あり、どちらが優位に働くかで脳のタイプは2つに分かれます。
右脳内、左脳内に閉じられた縦方向の回路を使うのが「ゴール指向問題解決型」
右脳と左脳を接続する横方向の回路を使うのが「プロセス指向共感型」
どちらの脳タイプかによって、コミュニケーションの取り方や 仕事の処理の仕方が大きく違うのです。
自分の脳タイプはどちらかをチェックリストで診断してみましょう。
プロフィール 黒川氏コラム

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)氏
人工知能研究者

人工知能研究者。1959年長野県生まれ。奈 良女子大学理学部卒業後、コンピュータ・ メ ーカーにてAI開発に従事。コンサルタント会 社、民間研究所を経て、(株)感性リサーチを 設立。人材開発・社員研修として男女脳差理 解によるダイバーシティ・コミュニケーション 講座などを多数実施。『妻のトリセツ』『夫の トリセツ』(講談社)などの著書がある。
HP:http://ihoko.com/
 


本文1 黒川氏コラム解説ページ

「ゴール指向問題解決型(以下「問題解決型」)」はこんな人

会話から感情を取り除き、客観的事実を把握し、混乱 回避を目指します。コミュニケーションではスペックの 確認や問題点の指摘をしたがります。
仕事では一つの ことに集中し、精緻なシングルタスクを得意とします。成 果が評価されることでモチベーションが上がります。男性に多いタイプです。

「プロセス指向共感型(以下「共感型」)」はこんな人

感情と言葉を行き来させることができ、人の言葉に瞬時 に共感できます。コミュニケーションでは共感とねぎらいを求め、共感が得られないとモチベーションが大幅に低下します。
仕事では、大まかな予定の下にマルチタス クを行うのが得意です。女性に多いタイプです。

ワンポイント アドバイス

男性=問題解決型、女性=共感型と決まっているわけではありません。
バリバリの問題解決型の管理職の女性もいますし、最近は若い男性に共感型が増えている傾向もあります。
環境や状況によって、どちらの回路が優勢になるかは変化します。また男女ともに、時と場合に応じて2つの回路を使い分ける「ミックス脳」タイプもいます。
では、あなたの脳はどのタイプか、早速チェックしてみましょう。
content
2つの脳のタイプチェック
<チェックの仕方>
女性向け、男性向けにそれぞれチェックリストがあります。ともに22項目です。
各項目ごとに、「あてはまる」「感覚が近い」と思うA、Bいずれか一方にチェックを入れてください。
「場合によって、どちらもありだよなぁ」と迷った場合には、よりあてはまるほうにチェックを入れ、迷った回数をカウントしておいてください。
A、Bそれぞれのチェックの合計、あるいは迷った回数によって、あなたの脳のタイプを診断します。
解説

解 説

チェック結果はどうだったでしょうか。

回答しながら、問題解決型と共感型の感覚が見事に違うのにお気づきいただけたでしょうか。 職場であなたが上司や同僚、あるいは部下の言動に腹が立ったり、こちらのことを理解してもらえ ないと感じる時は、問題解決型と共感型の2つの回路が対立していることが多いはずです。 はっきりいって相性が悪い組み合わせですね。でも大丈夫です。 お互いのコミュニケーション方法や価値観を知り、相手に合わせた対応ができれば、職場での対立 は減り、お互いに気持ちよく仕事ができるようになります。 ということで、それぞれの対応策を以下にご紹介しましょう。

問題解決型にはこんな対応を

話す時は、まず結論やテーマを明確にしよう
問題解決型のコミュニケーションは、スペックの確認や問題点の指摘を目的としています。そのた め、とりとめがないと感じる話が続くとイライラしてしまいます。話をする時は、まず結論やテー マを伝えましょう。さらに「理由は3点あります」というように、数字を盛り込んで要点をまとめ て話をすると、気持ちよく聞いてくれます。

プロらしく見える立ち居振る舞いをしよう
成果を求める問題解決型は、相手の実力もシビアにチェックします。重要なのは、彼らが見た目の 印象から実力を判断しがちなところです。したがって、「実力がありそうな見た目」が求められます。 その職種に求められる服装、自信に満ちた話し方、危なげのない動作など、「プロらしい立ち居振る 舞い」で信頼を得ましょう。

日報や週報をしっかり評価しよう
問題解決型は成果が評価されることを重視します。常に成果確認をしてもらいたいタイプなので、 上司はゴールを細かく設定し、日報や週報をきちんとチェックして評価しましょう。プロジェクト が一区切りする段階ごとに、打ち上げで祝うのも大切です。

 共感型にはこんな対応を

話を聞く時は、意見ではなく共感の「わかる」で返そう
共感型は相手の共感を求めて話す場合が多く、うっかり意見や助言をさしはさむと、気分を害する ことも。いったんは話を受け止め、「わかるよ」で返すのがおすすめです。長々と愚痴を話し出した 時は、感情を手がかりに記憶を再現し、問題解決に向けて動いています。「そうか」「大変だったね」 といった共感のあいづちで記憶の再現をサポートしましょう。

仕事の提案や報告はいきなり否定しない
仕事への提案や報告はまず「いいね」で受けましょう。いきなり否定されるとモチベーションが大 きく低下します。成果ではなく、プロセスを評価してください。特に提案は会社や上司への好意か らしていることなので、賛成できない場合も、「いいところに気付いてくれたね」と提案してくれた ことを十分評価してから、本題に入りましょう。

仕事の段取りや進捗を細かくチェックしない
共感型は小さなミスは想定内で、締め切りまでに帳尻を合わせるタイプです。問題解決型が得意 とする、緻密な工程を組み、過程の報告をするやり方を強要すると、本来の力を発揮できなくなり ます。仕事を任せる時はほぼ丸投げがおすすめです。
 
黒川氏連載コラム詳細

【目次】

1.あなたはどちらの脳のタイプ?自分の脳タイプを診断してみよう! 【印刷できます】

とっさの時に使う脳の回路には2種類あり、どちらが優位に働くかで脳のタイプは2つに分かれます。
自分の脳タイプはどちらかを黒川伊保子先生監修のチェックリストで診断してみましょう。

2.広報誌2021年5月号掲載記事

『妻のトリセツ』などの著書で知られる黒川伊保子先生に、人工知能研究の視点から組織を強くするためのコミュニケーションのヒントについて伺いました。

3.連載コラム「2つの脳タイプが活躍できる会社に!〜脳タイプ別の対応事例〜」【下のコラムタイトルをクリック】

2つの脳タイプが両方とも活躍できる会社にするためにはどうしたらよいのでしょうか?
日常のシーンでの脳タイプ別の対応事例について、黒川伊保子先生からのアドバイスをいただきました。
 
3-1.2つの脳タイプを知り、互いに力を発揮できる組織にしよう!
<コラム1>男女で分かれやすい2つの脳タイプ。ただし個人差も
<コラム2>脳タイプの違いで起こるコミュニケーションギャップ
<コラム3>2つの脳タイプが活躍することで組織は強くなる

3-2.事例でわかる・共感型にはこんな対応を!
<シーン1>アイデアの提案があったらどう答えればよい? 
<シーン2>相手を思ってアドバイスをしたのに…
<シーン3>スケジュール管理を求めたが反発されてしまう 

3-3.事例でわかる・問題解決型にはこんな対応を!
<シーン1>上司に進捗の報告や企画の提案をしても話を聞いてくれない 
<シーン2>部下のモチベーションが低下気味。どうすれば?
<シーン3>イチ押しの企画を「思いつき」だと却下される