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2つの脳タイプを知り、互いに発揮できる組織にしよう!

リード文 黒川氏コラム1-①

男女で分かれやすい2つの脳タイプ。ただし個人差も


「2つの脳タイプ チェック」で、問題解決型、共感型のどちらの脳タイプに診断されたでしょうか?
「あれ? 女子ですが問題解決型でした」「部下の男性社員がやってみたら共感型でした」という方もいるでしょう。問題解決型は男性に多く、共感型は女性に多いという大まかな傾向はありますが、個人差ももちろんあります。また、男女ともに、問題解決型と共感型が混ざって、2つの脳の回路を時に応じて使い分けている「ミックス脳」の人もいます。
さらに、管理職はその立場上、男性であっても女性であっても、問題解決型の回路を優先して使う傾向にありますし、上司の背中を見て仕事のコツ(暗黙知)を学ばなければならない部下は、男性であっても、上司の前では共感型になる傾向があります。共感型回路は、相手の所作や息遣いまでをも感じとれる回路だからです。
一方、最近若い男性に共感型が増えています。夜型の生活スタイルで、男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が減少傾向にあることも原因の一つとして考えられます。
このように、環境や状況の変化によっても脳のタイプは変化します。問題解決型の女性でも、子育て中にはほとんどの場合、共感型にシフトしますし、育休をとった男性社員も、育休期間は共感型の回路が優位になっているケースが多いのです。
平時で、落ち着いて物事に対処できる場合には、問題解決型も共感を示すことができ、共感型も客観的事実にもとづいた説明ができます。ただ、とっさの時には、それぞれの脳が本来持つ傾向が出やすくなります。緊急時ほど、2つのタイプはお互いの考えを理解できず、気持ちが離れた状態になって、コミュニケーションギャップが生じやすいのです。







プロフィール 黒川氏コラム

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)氏
人工知能研究者

人工知能研究者。1959年長野県生まれ。奈 良女子大学理学部卒業後、コンピュータ・ メ ーカーにてAI開発に従事。コンサルタント会 社、民間研究所を経て、(株)感性リサーチを 設立。人材開発・社員研修として男女脳差理 解によるダイバーシティ・コミュニケーション 講座などを多数実施。『妻のトリセツ』『夫の トリセツ』(講談社)などの著書がある。
 
目次 黒川氏コラム

2つの脳タイプ 具体的にどう接したらいいの?
<<続編>> 黒川伊保子先生コラム 連載中!

男性に多い「ゴール指向問題解決型」と、女性に多い「プロセス指向共感型」。
2つの脳タイプが両方とも活躍できる会社にするためにはどうしたらよいのでしょうか?