タイトル①

スタートダッシュを決める 最高の朝食

黒川氏・佐藤氏 ミニプロフ
黒川伊保子氏の写真 黒川伊保子氏 人工知能研究者  智春氏 バイタルアナリスト・血液栄養アドバイザー ※「藤」の字は旧字。
コラム本文


■脳科学の立場から ~早起きの効能(黒川 伊保子氏)

朝は、脳にとって、特別な時間だ。今日一日の脳の活性状態を決めるホルモン=セロトニンの分泌最盛時間だから。

セロトニンは脳神経信号のアクセル役。脳全体に信号がいきわたりやすくする脳内神経伝達物質である。セロトニンが十分に充填されれば、脳は、素早く活性化される。ご機嫌で一日が始められることになる。
全体にうまく機能していれば、脳自身は充足感=「しみじみと満ち足りた気持ち」を得やすくなる。その効果は、昼間の食事に失敗しなければ(これは次号でお話しする)、夜まで続く。

セロトニンが足りている脳は、やる気を失わない脳でもある。機能が滞りにくく、ストレスを感じにくいので、イライラしたり、キレたり、落ち込んだりせずに、やる気をキープできる。

充足感を覚えやすく、やる気が萎えない。幸せな一日をもたらすセロトニン。別名『幸福ホルモン』と呼ばれるゆえんだ。

セロトニンは、日本の緯度だと
9時台くらいまでの朝の光刺激によって加速するホルモンで、6時ごろに起きるのが理想的。朝日を浴びなくても、普通に過ごしていれば大丈夫。理由あって朝以外の時間に起きる方は、遮光カーテンなどで暗くして寝て、起き抜けに明るい電灯をつけて眩しい思いをするとある程度セロトニン分泌を促せる。

朝の光は刺激的。なにせ、地球の回転方向=東からさしてくる光だから、光のドップラー効果が効くのである。車で救急車とすれ違うとき、向かってくるときは「ピーポー、ピーポー」と甲高い音なのに、すれ違ったとたんに「へ~ほ~、へ~ほ~」と一気に緊張度が下がる。あれが音のドップラー効果。私たちは常に、時速約
1700Kmで東に向かって移動している。そう想像すると、朝日の緊張度の高さが、リアルに迫ってきませんか?

その緊張が、私たちの脳のスイッチを一気に入れてくれる。そう腹に落としておいてください。もったいなくて、寝ていられなくなるから(微笑)。

さて、せっかくセロトニンを出したのに(ということは脳のアクセルを踏み込んだのに)、ガス欠だったら、あまりにも残念だと思いませんか? 
エネルギーの補給も、大事な朝の仕事である。つまり、朝ごはんだ。というわけで、朝ごはんの食べ方、しっかり学んでください。

さわやかな目覚めのイラスト

















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黒川講師プロフィール
黒川伊保子氏の写真黒川伊保子(くろかわ・いほこ)氏
人工知能研究者

人工知能研究者。1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部卒業後、コンピュータ・ メ ーカーにてAI開発に従事。
コンサルタント会社、民間研究所を経て、(株)感性リサーチを設立。人材開発・社員研修として男女脳差理解によるダイバーシティ・コミュニケーション講座などを多数実施。『妻のトリセツ』『夫の トリセツ』(講談社)などの著書がある。
HP:http://ihoko.com/
 

佐藤講師プロフィール
佐藤智春氏の写真
佐藤智春(さとう・ちはる)氏 ※「藤」の字は旧字。
バイタルアナリスト・血液栄養アドバイザー

分子整合栄養医学協会認定・分子整合栄養アドバイザー。1991年、(株)クオリティーライフを設立。
著書に『卵を食べれば全部よくなる』(マガジンハウス)、『その不調、栄養不足が原因です』(主婦の友社)などがある。
HP:https://chiharu-sato.com/ Youtube:https://www.youtube.com/@vitalanalyst_chiharu/videos
 

目次
【目次】

■脳が喜ぶ食事

1 ヘルスブレインでいるための 生活と食事
2 スタートダッシュを決める 最高の朝食
3 外食でも諦めないで お手軽脳育ランチ
4 睡眠の質と明日のパフォーマンスにつながる夕食メニュー
5 本当にやる気が出るのは? 甘いおやつと脳の関係(仮)3月中旬公開予定


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