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3 外食でも諦めないで お手軽脳育ランチ①

タイトル①

外食でも諦めないで お手軽脳育ランチ

黒川氏・佐藤氏 ミニプロフ
黒川伊保子氏の写真 黒川伊保子氏 人工知能研究者  智春氏 バイタルアナリスト・血液栄養アドバイザー ※「藤」の字は旧字。
コラム本文


■ 脳科学の立場から ~午後の会議がつらい?(黒川 伊保子氏)

午後の会議の集中力、保てていますか?

朝、私たちの脳では、セロトニンの分泌が加速する。セロトニンは、脳神経信号を起こりやすくし、かつスピードを上げてくれるホルモンである。いわば、脳のアクセル役。このため午前中は、比較的、脳の性能がいい人が多い。
ところが、午後になると、脳が失速してしまう人が出てくる。お昼を食べてから1時間半を過ぎたあたりから、だるくなって集中力を失う。それを我慢しているうちに、イライラしてキレそうになる。実はそれ、お昼の食べ方に問題がある可能性大。午後2時からの会議がつらいという方、ぜひ、お昼の食べ方を見直してみてほしい。
食後だるくなるのは、たいていは急激な血糖値の低下のせい。その原因は、意外にも糖質の食事なのである。うどん、パスタ、丼もの、パン―――たんぱく質の少ない炭水化物主体のランチは、食べやすくて、働き者にはありがたい。でもね、血糖値の乱高下を招きやすいのである。
空腹にいきなり糖質を摂取すると、血糖値が急上昇する。すると、脳は危険を感じて、膵臓に血糖値を下げるホルモン・インスリンの分泌命令を出す。このとき、急上昇中の血糖値を警戒するあまり、過剰な分泌命令になることが多いのだ。このため、血糖値が下げ止まらず、低血糖という事態を招くことになるわけ。
血糖値は脳神経信号のエネルギー源である。最低でも80はないと脳が正常に機能しない。このため、通常、空腹時でも80はキープされるようになっているのだが、急上昇の後の急降下では60を下回ることもある。当然、脳神経信号が減衰し、集中力は途切れ、だるくてしかたなくなるわけ。
とはいえ、そのまま放置されるわけじゃない。血糖値が40を切れば意識混濁、命が危ない。そこで、血糖値が下げ止まらないと、今度は血糖値を上げるホルモンが連打される。その代表格であるアドレナリンは、死に物狂いで闘うための〝気付け薬〟なので、闘争的になるという副作用がある。
午後の会議で、だるそうにしていたと思ったら、急にキレる上司がいたら、お昼の食べ方、きっと間違ってるはず。チームのお昼ご飯、大事にしよう。

飲み物を飲んでほっとする女性のイラスト














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黒川講師プロフィール
黒川伊保子氏の写真黒川伊保子(くろかわ・いほこ)氏
人工知能研究者

人工知能研究者。1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部卒業後、コンピュータ・メ ーカーにてAI開発に従事。
コンサルタント会社、民間研究所を経て、(株)感性リサーチを設立。人材開発・社員研修として男女脳差理解による
ダイバーシティ・コミュニケーション講座などを多数実施。『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(講談社)などの著書がある。
HP:http://ihoko.com/
 

佐藤講師プロフィール
佐藤智春氏の写真
佐藤智春(さとう・ちはる)氏 ※「藤」の字は旧字。
バイタルアナリスト・血液栄養アドバイザー

分子整合栄養医学協会認定・分子整合栄養アドバイザー。1991年、(株)クオリティーライフを設立。
著書に『卵を食べれば全部よくなる』(マガジンハウス)、『その不調、栄養不足が原因です』(主婦の友社)などがある。
HP:https://chiharu-sato.com/ Youtube:https://www.youtube.com/@vitalanalyst_chiharu/videos
 

目次
【目次】

■脳が喜ぶ食事

1 ヘルスブレインでいるための 生活と食事
2 スタートダッシュを決める 最高の朝食
3 外食でも諦めないで お手軽脳育ランチ
4 睡眠の質と明日のパフォーマンスにつながる夕食メニュー
5 本当にやる気が出るのは? 甘いおやつと脳の関係(仮)3月中旬公開予定


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