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2つの脳タイプを知り、互いに発揮できる組織にしよう!

リード文 黒川氏コラム2-①

脳タイプの違いで起こるコミュニケーションギャップ


職場で起こるコミュニケーションギャップの多くは、2つの脳タイプの違いが原因となっている場合が多いと考えられます。問題解決型と共感型では、コミュニケーションスタイルも、物事の処理法も大きく異なるからです。
問題解決型は、話の中から感情を取り除いて客観的事実を把握し、混乱を回避することを目指します。目的のない会話への耐性が低く、すぐに人の話をさえぎり、疑問点や問題点を指摘します。仕事では一つのことに集中し、精緻なシングルタスクを得意とします。また常に成果を求め、成果を評価されることでモチベーションが上がります。
共感型は、プロセス(紆余曲折)の中から、気付きを生み出すのが得意。言葉と感情が密接に結びつき、相手の言葉に対して自分の過去の感情に照らし合わせて共感を示します。通常のコミュニケーションで求めているのは共感とねぎらいです。仕事ではマルチタスクを行うのが得意で、成果よりもプロセスに対する評価を求めます。また、共感が得られないとモチベーションが大幅に低下します。
このように2つの脳タイプは驚くほど違います。もしも上司や同僚、あるいは部下の言動に腹が立ったり、自分の考えや気持ちを理解してもらえないと感じることがあるなら、問題解決型と共感型の2つの脳の回路が対立している可能性が高いのです。
とはいえ、異なる脳タイプ同士でも理解しあうことはできます。相手の脳タイプを知り、相手をおもんばかった対応を心がけていけば、職場でのコミュニケーションギャップは減っていくはずです。







プロフィール 黒川氏コラム

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)氏
人工知能研究者

人工知能研究者。1959年長野県生まれ。奈 良女子大学理学部卒業後、コンピュータ・ メ ーカーにてAI開発に従事。コンサルタント会 社、民間研究所を経て、(株)感性リサーチを 設立。人材開発・社員研修として男女脳差理 解によるダイバーシティ・コミュニケーション 講座などを多数実施。『妻のトリセツ』『夫の トリセツ』(講談社)などの著書がある。
 
黒川氏連載コラム詳細

【目次】

1.あなたはどちらの脳のタイプ?自分の脳タイプを診断してみよう! 【印刷できます】

とっさの時に使う脳の回路には2種類あり、どちらが優位に働くかで脳のタイプは2つに分かれます。
自分の脳タイプはどちらかを黒川伊保子先生監修のチェックリストで診断してみましょう。

2.広報誌2021年5月号掲載記事

『妻のトリセツ』などの著書で知られる黒川伊保子先生に、人工知能研究の視点から組織を強くするためのコミュニケーションのヒントについて伺いました。

3.連載コラム「2つの脳タイプが活躍できる会社に!〜脳タイプ別の対応事例〜」【下のコラムタイトルをクリック】

2つの脳タイプが両方とも活躍できる会社にするためにはどうしたらよいのでしょうか?
日常のシーンでの脳タイプ別の対応事例について、黒川伊保子先生からのアドバイスをいただきました。
 
3-1.2つの脳タイプを知り、互いに力を発揮できる組織にしよう!
<コラム1>男女で分かれやすい2つの脳タイプ。ただし個人差も
<コラム2>脳タイプの違いで起こるコミュニケーションギャップ
<コラム3>2つの脳タイプが活躍することで組織は強くなる

3-2.事例でわかる・共感型にはこんな対応を!
<シーン1>アイデアの提案があったらどう答えればよい? 
<シーン2>相手を思ってアドバイスをしたのに…
<シーン3>スケジュール管理を求めたが反発されてしまう 

3-3.事例でわかる・問題解決型にはこんな対応を!
<シーン1>上司に進捗の報告や企画の提案をしても話を聞いてくれない 
<シーン2>部下のモチベーションが低下気味。どうすれば?
<シーン3>イチ押しの企画を「思いつき」だと却下される NEW