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事例でわかる・問題解決型にはこんな対応を!<シーン1>

リード文 黒川氏コラム1-③

上司に進捗の報告や企画の提案をしても話を聞いてくれない


<シーン>
プロジェクトの進捗状況の報告や新しい企画の提案を上司にしても、話をきちんと聞いてくれません。説明の途中で、重要でないことについて反論されたり、アドバイスをされたり。忙しいのはわかりますが、もっと話を聞いてほしいです。


<黒川先生からのアドバイス>
最初に結論やテーマを伝えるとスムーズ

問題解決型には、話の始めに、まず「ゴール(結論、目的)」を確認するという癖があり、相手が「話の目的」をいわずに近況から話し始めると、「何の話だ?」と探りだします。そこにちょっとした失敗談が入っていると、その問題解決こそが「ゴール」だと勘違いして、「それは目論見が甘かったね」などと要らぬシュート(アドバイス)を打ってくるのです。あるいは、いつまでもゴールが見つからずイライラしだすことも。
問題解決型の上司に報告や相談をする時は、最初に結論やテーマを明確にしましょう。「企画書の変更点について確認させてください」「来週の目標を下方修正させてください。というのも…」といったように。さらに、「ポイントは3つあります」「候補は4つあります」など、数字を盛り込みながら話すとさらによいでしょう。数字は、問題解決型の脳が好むアイテムなのです。
問題解決型にとって、会話はスペックの確認や問題点の指摘、解決を目的としています。そのため話を途中でさえぎり、疑問点や反論を話しだすこともよくあります。悪気があるわけではなく、仲間を混乱から回避させようとする問題解決型の「正義」から出る行動です。問題解決型に話をさえぎられて反論されてもへこまず、的確に答えながらも、心の中ではスルーすることも大切です。







プロフィール 黒川氏コラム

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)氏
人工知能研究者

人工知能研究者。1959年長野県生まれ。奈 良女子大学理学部卒業後、コンピュータ・ メ ーカーにてAI開発に従事。コンサルタント会 社、民間研究所を経て、(株)感性リサーチを 設立。人材開発・社員研修として男女脳差理 解によるダイバーシティ・コミュニケーション 講座などを多数実施。『妻のトリセツ』『夫の トリセツ』(講談社)などの著書がある。
HP:http://ihoko.com/
 


本文2 黒川氏コラム1-③
黒川氏連載コラム詳細

【目次】

1.あなたはどちらの脳のタイプ?自分の脳タイプを診断してみよう! 【印刷できます】

とっさの時に使う脳の回路には2種類あり、どちらが優位に働くかで脳のタイプは2つに分かれます。
自分の脳タイプはどちらかを黒川伊保子先生監修のチェックリストで診断してみましょう。

2.広報誌2021年5月号掲載記事

『妻のトリセツ』などの著書で知られる黒川伊保子先生に、人工知能研究の視点から組織を強くするためのコミュニケーションのヒントについて伺いました。

3.連載コラム「2つの脳タイプが活躍できる会社に!〜脳タイプ別の対応事例〜」【下のコラムタイトルをクリック】

2つの脳タイプが両方とも活躍できる会社にするためにはどうしたらよいのでしょうか?
日常のシーンでの脳タイプ別の対応事例について、黒川伊保子先生からのアドバイスをいただきました。
 
3-1.2つの脳タイプを知り、互いに力を発揮できる組織にしよう!
<コラム1>男女で分かれやすい2つの脳タイプ。ただし個人差も
<コラム2>脳タイプの違いで起こるコミュニケーションギャップ
<コラム3>2つの脳タイプが活躍することで組織は強くなる

3-2.事例でわかる・共感型にはこんな対応を!
<シーン1>アイデアの提案があったらどう答えればよい? 
<シーン2>相手を思ってアドバイスをしたのに…
<シーン3>スケジュール管理を求めたが反発されてしまう 

3-3.事例でわかる・問題解決型にはこんな対応を!
<シーン1>上司に進捗の報告や企画の提案をしても話を聞いてくれない 
<シーン2>部下のモチベーションが低下気味。どうすれば?
<シーン3>イチ押しの企画を「思いつき」だと却下される