ページタイトル

事例でわかる・共感型にはこんな対応を!<シーン1>

リード文 黒川氏コラム1-②

アイデアの提案があったらどう答えればよい?


<シーン>
部下の女性が作業手順の変更を提案してきました。「いまさら変えられないよ」と答えたら、とてもがっかりした様子。
以来モチベーションも低下して、仕事の能率も落ちているようです。どうしてそんなに落ち込むの?


<黒川先生からのアドバイス>
プロセスを評価し「いいね」で受け止めてみる

共感型と問題解決型では、「提案」に対するセンスが違います。共感型にとって提案とは、相手へのギフト。多くの場合、上司や同僚、会社への好意として改善点を考え出し、プレゼントしているのです。
一方、問題解決型にとって提案とは、自分の意向を提示し、相手のYes/Noを確認する行為。当然、提案に対してはYes/Noを即答しなくては、と考えます。そのため、いきなり否定したり、よい提案であっても欠点の指摘から始めてしまいがちです。共感型は、提案を受け入れられなかったというより、好意を否定されたと感じて傷ついてしまいます。
好意には、まず感謝するのが礼儀だと考えてみましょう。提案内容の可否にかかわらず、まず「いいね」で受けてみてください。問題解決型にとって、「いいね」は成果に与える評価なので、成果を認めないのに口にするのは抵抗があるかもしれません。しかし、「いいね」は成果だけでなく、「プロセス」に与えてもいいのです。内容に賛成できないとしても、「いいところに気付いてくれたね」「いい発想だね」とプロセスを評価し、感謝を表してみてください。そのうえでなら「残念ながら、今回は変えられない」と否定しても大丈夫。気持ちは受け止めて、事実は事実として処理をすればいいのです。








プロフィール 黒川氏コラム

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)氏
人工知能研究者

人工知能研究者。1959年長野県生まれ。奈 良女子大学理学部卒業後、コンピュータ・ メ ーカーにてAI開発に従事。コンサルタント会 社、民間研究所を経て、(株)感性リサーチを 設立。人材開発・社員研修として男女脳差理 解によるダイバーシティ・コミュニケーション 講座などを多数実施。『妻のトリセツ』『夫の トリセツ』(講談社)などの著書がある。
 
目次 黒川氏コラム

2つの脳タイプ 具体的にどう接したらいいの?
<<続編>> 黒川伊保子先生コラム 連載中!

男性に多い「ゴール指向問題解決型」と、女性に多い「プロセス指向共感型」。
2つの脳タイプが両方とも活躍できる会社にするためにはどうしたらよいのでしょうか?


黒川氏連載コラム詳細