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第2回 パートが幸せ?短時間正社員制度導入編

高まる!働き方改革 4コマ

第2回 パートが幸せ?短時間正社員制度導入編

正社員=フルタイムの時代はもう終わり!?
育児などで時間に制約がある人のキャリアを考えるポイントをご紹介します。

4コマ漫画

高まる!働き方改革 専門家コメント 

【解説】育児をしながら仕事を続けるには

 中小企業の経営者や人事の方とお話していると、未だに、女性社員が育児休業から復職する際、短時間で働けるよう、パート(非正社員)への転換をさせることが良いことだと誤解している方がいらっしゃいます。

 確かに、子が1歳前後で育児休業から復帰した場合、当面「短時間勤務」で働くことを希望する女性は多いです。しかし、短時間で働くとしても、これまで正社員だった女性には、「正社員のまま短時間勤務」を可能とすることが基本です。育児・介護休業法では、子が3歳までの社員が希望した場合は、「1日6時間」の短時間勤務を認めることが、事業主に義務付けられています。企業によっては、独自に、6時間以外の選択肢や、子どもがもっと大きくなるまでの短時間正社員を認めているところもあります。6時間よりもかなり短い時間しか働けない場合など、本人がどうしても非正社員になることを望む場合はやむを得ませんが、本人の中長期的なキャリアと企業にとっての戦力維持の視点から、できるだけ正社員のまま働いてもらえた方が良いと言えるでしょう。

 また、すべての女性社員が「短時間」を希望するわけではありません。子育てしながら働く正社員女性の中でも、勤務時間だけでなく、出張や残業、転勤の可否など、対応できる範囲は様々です(図表参照)。

 まずは、本人とよく話し合い、事情を聴いて、希望に沿った選択肢を提示することが大事です。一方的に、子どもを持ったら「こういうことはできないに違いない」と決めつけてしまうのは、「無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)」と言って、社員の仕事のモチベーションを下げてしまったり、キャリアの可能性を狭めてしまう危険性があります。


図表 子育て中の正社員女性の対応できること・できないこと (n=1,419)
子育て中の正社員女性の対応できること、できないことグラフ
出所:三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング「正社員の子育て女性に関する調査」2016 年

高まる!働き方改革 専門家プロフィール

【解説者:矢島 洋子氏】

プロフィール
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
執行役員 主席研究員/女性活躍推進・ダイバーシティマネジメント戦略室長

1989年 ㈱三和総合研究所(現MURC)入社。2004年~2007年 内閣府男女共同参画局男女共同参画分析官。少子高齢化対策、男女共同参画の視点から、ワーク・ライフ・バランスやダイバーシティマネジメント関連の調査・研究・コンサルティングに取り組んでいる。著作に、『ダイバーシティ経営と人材活用』東京大学出版会(共著)、『国際比較の視点から 日本のワーク・ライフ・バランスを考える』ミネルヴァ書房(共著)、『介護離職から社員を守る』労働調査会(共著)等。

HP:https://www.murc.jp/



高まる!働き方改革 登場人物コメント

【登場人物コメント】
たしかに正社員のまま働いてもらった方が、本人のキャリアや企業の戦力を考えると良いな。
人によって対応できる範囲が違うということも分かったし、早速本人にどういう働き方がしたいか聞いてみよう!

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※掲載情報は2020年11月現在のものです。

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