このブログでは、主にプロジェクトの活動を3人のメンバー(20~30代女性)が紹介していきます。
先日、オンラインで開催された「働き方・休み方改革シンポジウム」に参加しました。
厚生労働省「令和2年度 働き方・休み方改革推進に係る広報事業」として開催されているシンポジウムで、
第1部:基調講演(20分) 「働き方改革と生活改革の好循環を:リモートワークも日常に」
第2部:事例紹介(30分) ①「働き方・休み方改革の取組と成果」/②「ニューノーマルの働き方」
第3部:パネルディスカッション(45分)
総 括(10分)
という内容でした。
事例紹介とパネルディスカッションはセッションが2つに分かれていたため、プロジェクトメンバーSとそれぞれのセッションに参加しました。
第1部で印象に残っているのは、「時間をかけた働き方を評価する職場風土の改革」が必要であるということです。
育児や介護、病気などで長時間働くことができない人が増えている中、「仕事に対し時間をかけて評価されてきた」今の管理職が、「今の若い者も(自分が若い頃と同じように)時間をかけて仕事をすべき」という考え方を変えないと働き方改革は進まないということが分かりました。
第2部「働き方・休み方改革の取組と成果」では、中小企業の2社の事例紹介を伺いました。
30名規模の味噌の製造販売、カフェの運営をしている会社では、 (月締めではなく)現時点での残業時間をグラフで見える化することにより、社員本人の意識が高まり残業時間の削減が実現したというお話がありました。
60名規模の作業用足場材のレンタルをしている会社では、30年前から働きやすい職場環境づくりに取り組み、その過程では会社の方針を明確にし、社内に周知、工事現場に訪問して協力会社にも周知させたというお話がありました。
また、その取り組みがメディアから発信されることにより、採用枠に対し100倍近くの応募がある程、
人材の確保に効果があったというお話に驚きました。
第3部は上記の2社とファシリテーターでのパネルディスカッションでした。
2社とも社員の多能工化に取り組んでおり、部門の中で、あるいは部門を超えて仕事を分け合い
業務の偏りをなくすことを考えているというお話がありました。
1人で複数の業務ができる能力を持った人材が増えることで、生産性が向上したり、休みやすい職場環境に
なるなど、会社と社員、双方にメリットがあるのだということが分かりました。
今回のシンポジウムで、
中小企業だからこそ社長次第で会社は変われるのだなと改めて感じました。
働き方・休み方改革シンポジウムについては
こちら
(Webサイトにリンクしています)
プロジェクトメンバーK
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当Webサイト内関連ページ紹介
◆4コマ漫画と専門家解説「
高まる!働き方改革」
◆コラム「
中小企業におけるダイバーシティ推進」