中小企業の社会に対する取り組みをアピールしたり、
優秀な人材を確保したりするために、
行政等が認定しているマークの取得・活用が有効です。
今回は、女性活躍推進に関連する認定マーク「えるぼし」と「くるみん」について紹介します。
「えるぼし」認定ってなに?
「女性活躍推進法」で定めている行動計画の策定・届出を行った企業のうち、
女性の活躍に関する取り組みの実施状況が優良な企業は、
都道府県労働局雇用環境・均等部(室)に申請することにより、
厚生労働大臣の認定を受けることができます。
認定は、次の5つの基準をどれだけ満たすかで、3段階あります。
<認定基準・評価項目>
①採用
②継続就業
③労働時間等の働き方
④管理職比率
⑤多様なキャリアコース
↓
段階ごとの認定概要
・ 5つの標準のうち、1つ又は2つ満たし、その実績を厚生労働省のウェブサイトに毎年公表している
・満たさない項目については、2年以上連続してその実績が改善していること |
| 2段階 |
・5つの基準のうち、3つ又は4つ満たし、その実績を厚生労働省のウェブサイトに毎年公表している
・満たさない項目については、2年以上連続してその実績が改善していること |
| 3段階 |
| 5つの基準をすべて満たし、その実績を厚生労働省のウェブサイトに毎年公表している |
このえるぼし認定は社会の変化に合わせて定期的な改訂と基準見直しが行われており、2026年4月1日から新たに女性の健康支援に関する認定基準をクリアすることにより認定される、「えるぼしプラス」「プラチナえるぼしプラス」が創設されました。
また、2026年10月には、「プラチナえるぼし」の新たな認定基準として、「求職者等に対するセクシュアル・ハラスメント防止にかかる措置の内容を公表していること」が追加される予定です。
「くるみん」認定ってなに?
「くるみんマーク」は、「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。
「次世代育成支援対策推進法」に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、
計画に定めた目標を達成し、
一定の基準を満たした企業は、規模・業種等にかかわらず、申請を行うことができます。
くるみんマークの上部には、最新の認定年が記載されていて、
いつ認定を取得したのか一目でわかるようになっています。
また、マークの周りを囲んでいる星の数は「認定を受けた回数」。
過去にどれくらい認定を受けているのか知りたい方は、くるみんマークの星の数を数えてみてください。
また、くるみん認定企業のうち、より高い水準の取り組みを行った企業が一定の要件を満たした場合は、
特例認定として「プラチナくるみん」の認定を受けることができます。
マークもバージョンアップしており、王冠にスティック、マントを身にまとった「プラチナくるみんマーク」になっています。
しかも、マントの色はピンク・だいだい・黄・緑・青色などの12色から選べます。
えるぼしマーク・くるみんマークは、
“認定を受けた企業のみ”が商品や広告・求人票などで使用することができます。
2022年4月1日には、「くるみん」「プラチナくるみん」の認定基準引き上げに伴い、「トライくるみん」が新たに創設されました。また、2025年4月1日から「くるみん」「プラチナくるみん」の認定基準が改正され、「くるみん」「トライくるみん」認定等のマークが新しくなっています。
このように、えるぼし認定と同様、社会の変化に伴い、認定基準等が定期的に見直しされています。
「えるぼし」と「くるみん」の認定を併せて取得すれば、
“企業で女性が活躍しています”、“企業として子育てをサポートしています”
ということを効果的にアピールでき、
学生や社会一般へのイメージアップや優秀な従業員の採用・定着などにつながります。
詳しくは、以下のサイトをご参照ください。
厚生労働省:
女性活躍推進法特集ページ 優良企業の認定(「えるぼし」認定)について
厚生労働省:
くるみんマーク・プラチナくるみんマークについて
記事編集者より:
転職サイトで特集を組まれていたり、ハローワークの求人票にもえるぼし、くるみんなどの認定マークが記載されるなど、働きやすさを客観的に証明するマークとして目にする機会が増えたと感じます。認定への取り組みを通じて、女性や子育て世帯だけでなく、すべての人が働きやすい会社が増えることを願っています。