男女共同参画社会の実現を目指し、内閣府と男女共同参画推進連携会議が共同で作成している広報パンフレット「ひとりひとりが幸せな社会のために 令和元年版データ」から女性活躍の現状に関連するものをピックアップしてご紹介します。
①上昇中!第1子出産前に就業していた女性の就業継続率の変化
出産後有職(育休利用・育休なし) 53.1%
(昭和60~平成元年調査時点 39.2%)
第1子出産前に就業していた女性のうち、第1子出産後も就業を継続する女性は、近年4割前後で推移していましたが、最新の調査では約5割へと上昇しています。ここ30年間で見ると13.9%上昇しています。
②目標にはまだ届かず。子育て期にある男性の家事・育児時間
・育児期にある夫の1日あたりの育児・家事関連時間 1時間23分
・育児休業取得率 5.14%
(平成11年調査時点 0.42%)
第4次男女共同参画基本計画(平成27年12月25日閣議決定)では、
育児期にある夫の1日あたりの育児・家事関連時間を「令和2年までに2時間30分」、男性の育児休業取得率を「令和2年までに13%」にするという目標を掲げていますが、目標とはまだ乖離があるようです。しかし、ここ20年間でみると4.72%上昇しており、取得率は年々上昇傾向です。
③依然とした課題!仕事と介護の両立
平成30年に、介護・看護を理由として過去1年以内の離職者 10万人
うち、
女性 8万人、
男性 2万人
平成20年時点の調査で「介護・看護を理由として過去1年以内に離職した者」は9万人(うち女性8万人、男性1万人)であり、女性の仕事と介護の両立の問題は10年前と変わらず、依然として残っているといえそうです。
データをとおして、
社会・家庭におけるさまざまな女性たちのリアルな姿が感じられました。
「数字で見る!女性活躍のリアル~その2~」につづきます。
詳しくご覧になりたい方は
こちら(男女共同参画局HP)をご確認ください。
プロジェクトメンバーM