ページタイトル

3 就寝前の甘いもの、アルコールは控える

コラム03

3 就寝前の甘いもの、アルコールは控える


朝、目が覚めてもしばらくはぼーっとしている、午前中は頭があまり働かない、という人は、寝る前に糖質を多く含む甘いものやアルコールを口にする習慣があるのではないでしょうか?
夕飯を済ませた後、就寝前の22時頃はちょっと小腹が空く時間帯。甘いものを少し食べたくなったり、お酒を少しだけ飲みたくなったりという誘惑にかられることもありますが、脳の機能の活性化ということを考えるとNGな行動です。

就寝前の小腹が空いた時間に糖分の多いものを口に入れると、血糖値が急上昇します。これから眠るという時間帯なのに、脳がまだ起きている時間だと勘違いして、なかなか寝付けなくなってしまうのです。しかも、急上昇した血糖値は、その反動でしばらくすると急カーブを描いて低下していきます。すると、ようやく眠りに入っても、睡眠中に脳が行うべき記憶の再構築のためのエネルギーが不足し、再構築が十分にできなくなります。
寝起きは誰もが低血糖気味なのですが、寝る前に糖分を摂取していると、翌朝は通常よりひどい低血糖の状態になると考えてください。そのため、午前中は仕事がはかどらない、といったことが起こるのです。

元気な脳の状態で1日をスタートさせるためには、就寝前は甘いものやお酒を避けること。もし夜に甘いものを食べたいなら、食事の直後に食べれば血糖値の上昇は緩やかになるので、夕食後のデザートとしてとるようにしましょう。
ただ、あまり自分に厳しくすると、強いストレスとなって脳の機能低下を招きます。時々でしたら自分を甘やかして、息抜きすることも必要です。毎日の習慣にするのはよくありませんが、週末や特別な日の楽しみとして、夜に甘いものやお酒を適量たしなむのもいいのではないかと個人的には思っています。
ただし、7日間プログラム中は、寝る直前(1時間以内)の甘いものとアルコールは禁止としましょう。
深夜のお酒やお菓子は控える
目次