働く女性のためのライフキャリアセミナー
今回のセミナーは女性がライフステージの変化に直面したときに抱く「働き続けることに対する不安」を解消してほしいという思いから企画しました。参加者は講演で女性活躍推進の現状を学び、ワークショップで不安・悩みをシェアし、様々な意見をききながら、自分のライフデザインを考えました。
■POINT1. 『働き方改革』は『暮らし方改革』
■POINT2. 女性がライフステージの変化に向き合う姿勢とは
■POINT3. 3年後の自分
■参加者VOICE!
・開催日:2017年9月13日(水曜日) 18:30~20:00
・会 場:東京都・CROSS COOP 新宿
・講 師:白河桃子氏
少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大学客員教授。「働き方改革実現会議」有識者議員を務める。
『「婚活」時代』(共著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)を執筆し「婚活ブーム」の火付け役となる。少子化対策、女性のキャリア・ライフデザイン、女性活躍推進、ダイバーシティ、働き方改革などをテーマに執筆、講演活動を行う。近著に『御社の働き方改革、ここが間違ってます!残業削減で伸びるすごい会社』(PHP研究所)、 『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』(毎日新聞出版)など。
※講師プロフィールは2019年4月当時のものです。
■POINT1. 『働き方改革』は『暮らし方改革』
講演の中で、「女性が活躍する社会をつくるには、個人の事情に応じた柔軟な働き方ができ、長時間労働を是正する「働き方改革」が必要になる。国の働き方改革実現会議でも時間外労働の上限規制が話し合われているが、制度が整備されるだけではなく、時間が有限な資源であることを認識することが大切。労働時間の短縮が充実した人生へと繋がらなければならない。」と白河氏は働き方改革の真の意義を強調しました。
■POINT2. 女性がライフステージの変化に向き合う姿勢とは
女性のライフコースも家族の在り方も多様化している中、雇用の不安定な時代をペアで乗り切ることが大切です。
「女性が出産などのためにキャリアを中断すると、生涯年収で1億円以上の損失がでる。この事実を知れば男性も『夫婦協働のチーム稼ぎ』『チーム子育て』に協力する気になるのでは。一人ひとりが、子育てをしながら働く時期もあることを、しっかりイメージしてキャリア形成に取り組めば、女性が活躍できる社会が実現するはず。」という白河氏の言葉に多くの参加者が共感した様子でした。
■POINT3. 3年後の自分
ワークでは「3年後の自分はどうなっていたいか」「その実現を阻むのは何か」を付箋に書き出し頭の中を整理。
・第2子をつくりたくても、夫の家事への協力が得られそうにない
・子供を産んでからも変わらず働きたいが、出産後の環境の変化が読めない
・仕事とプライベートを両立したいが、長時間労働が問題
といった切実な問題に参加者どうしがアドバイスし合い、自分の働き方、生き方に向き合う充実した時間を過ごしました。
■参加者VOICE!
・自分が望んでいる働き方をイメージできた。
・自分の悩みはありきたりだと自覚できた。話し合うことで気持ちが楽になった。
・キャリアのことは一生懸命頑張ってきたが、ライフプランは二の次になってしまっていた。
ライフプランのことも聞けて良かった。