女子大学生向け ライフイベントから「はたらく」を考えるセミナー
結婚・出産・育児など、ライフイベントに影響を受けやすい女性のキャリア。それらに不安を抱える女子大生に向けたセミナーを開催しました。今後経験するであろうライフイベントへの不安や課題を共有し、はたらきながら乗り越えていけるのかを考えました。
■POINT1. 女子大学生のキャリアに対する不安
■POINT2. 少人数制ワークショップでみんなで考える
■参加者VOICE!
■広報誌「あんしんLife」掲載記事
・開催日:第一回 2018年10月20日(土曜日) 14:00~16:00
第二回 2019年2月21日(木曜日) 14:00~16:40
・会 場:第一回 東京都・Patia池袋店、
第二回 東京都・青山アイビーホール 2階 シャロン
・講 師:矢島 洋子 氏
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 執行役員 主席研究員
政策研究事業本部 東京本部副本部長共生社会部長
1989年 ㈱三和総合研究所(現MURC)入社。2004年~2007年 内閣府男女共同参画局男女共同参画分析官。少子高齢化対策、男女共同参画の視点から、ワーク・ライフ・バランスやダイバーシティマネジメント関連の調査・研究・コンサルティングに取り組んでいる。著作に、『ダイバーシティ経営と人材活用』東京大学出版会、『国際比較の視点から 日本のワーク・ライフ・バランスを考える』ミネルヴァ書房、『介護離職から社員を守る』労働調査会等。
※レポートに記載されている関係者の所属・役職名、情報等はセミナー開催当時のものです。
■POINT1. 女子大学生のキャリアに対する不安
内閣府「子供・若者白書(子供・若者の意識に関する調査)」平成29年度調査についてみると、「就労により十分な収入を得られるのか、きちんと仕事ができるのか、仕事と家庭の両立はできるのか、勤務先での人間関係がうまくいくか」などについて、平成23年度の調査より少なくなっているものの、依然として多くの若者が不安を抱えているというデータがあります。実際に、女子大学生がどんな悩みを抱えているか知るために、セミナー申込時に事前アンケートを実施しました。
●ライフイベントから「はたらく」を考えるセミナー(第二回)事前アンケート結果より一部抜粋
・自分がどんな仕事をしたいのか、どんな職業に向いているのかわからなくて悩んでいます。(大学2年生)
・結婚や出産してからも、キャリアアップしていくことは、今の社会で可能なのでしょうか。
配偶者ができたとき、私は私自身が生活を営める収入が欲しいですし、あまり頼りたくないという
思いがあります。
この考え方はどうなんでしょうか。(大学4年生)
・将来出産してからも仕事は続けたいので、どのように仕事を選べば良いか悩んでいます。(大学3年生)
■POINT2. 少人数制ワークショップでみんなで考える
講演に加え、参加者同士が悩みを共有するワークショップも実施。女性のキャリア形成について矢島氏からアドバイスがあり、今後のキャリアについての考え方のコツを学びました。また、他大学・他学年の方々との交流の場としても有効活用していただけるよう、歓談の時間を設け、ケーキセットを準備しました。
少人数のワークショップ形式で、はたらく女性のキャリアアップとライフイベントについて考えました。
■参加者VOICE!
・自分が抱えていた漠然とした不安が明確になり、ワークを通じて解決策も見えてきた。
また、矢島先生のお話で新たに知ったことが多かった。
・女子限定セミナーならではの雰囲気作りが素敵でした。
このような視点で仕事について考えることがあまりなかったのでいい機会でした。
・同じ悩みを持った人と意見を共有できた。講演のみでなく座談会の形式で直接話を聞いてもらえた。
・私自身“就活”や将来について不安がありましたが、みんなとshareし、自分自身、
グループメンバーで解決案を出せました。
・中小企業・大企業・ベンチャー企業のそれぞれのメリット・デメリット、女性が働きやすい環境が
整っているのか知りたいです。
・社会の現状を知りつつ、同じ世代の人と不安や解決策を共有することができ、大変有意義だった。
■広報誌「あんしんLife」掲載記事
「あんしんLife」2019年4月号